【京都記念2018】出走有力馬分析 前編

【京都記念2018】出走有力馬分析 前編

記事中で出てくる用語解説
持続性能:速い脚を使える距離
加速性能:優~悪で評価。最高速に到達するまでの時間
最高速性能:自身の出せる最高速度
ペース依存度:低いほど優秀。ラストの脚に道中のペースがどれだけ影響するか
スピード:道中のペースの速さにどれだけ対応できるか

■目次(各馬まとめへ)
1.モズカッチャン
2.アルアイン
3.クロコスミア

京都記念予想オッズ

モズカッチャン

フローラS2017
着順:1着
前半後半3F:37.1-34.7
ラスト4F:12.3-11.5-11.2-12.0

評価
スローペース適性⤴⤴
コーナリング⤴
加速⤴
持続⤵

かなりのスローペースで展開したレース。直線まで内をピタッと回り操縦性の高さを見せた。ラストまで長く脚を伸ばした様に見えたが実際は前目の動き出しがかなり遅かった。当馬の仕掛け所はラスト2F地点で2Fは速い脚を使ったがやはり持続性能はそこまで高く感じない。


オークス2017
着順:2着
前半後半3F:37.1-34.1
ラスト4F:11.6-11.3-11.2-11.6

評価
スローペース適性⤴⤴
加速⤴

ドスローから直線のみの競馬になったレース。前目で直線向けたのは良かった。直線ではドスローで前目なので楽にリードをキープしつつ競馬をして、ラスト2F地点付近から本格的に追い出して一気に加速して一度は先頭に躍り出たもののソウルスターリングが仕掛けた瞬間抜かれてしまい、ソウルスターリング比較ではスローで運ぶと瞬発力の差が大きくどうしようもない感じは受けた。ここは仕掛け所が遅くなって前目で運べたのが良くベストな競馬。


ローズS2017
着順:7着
前半後半3F:34.6-34.9
ラスト4F:12.0-11.6-11.3-12.0

評価
加速⤴⤴
最高速⤴
持続⤵⤵

序盤早く流れたペースを中団から進めた。ラスト2F地点付近で仕掛けて一気に急加速で反応の良さは見せたし、この1Fかなり速い脚は使えていた。しかしラスト1F地点で坂もあったか脚色が鈍ってしまった。このレース単体で持ったイメージは流れたペースからでも一脚使えるが持続性能は高くないので前目から一脚でリードを持つ競馬か仕掛け所が遅くなって力を発揮するタイプに映った。


 

秋華賞2017
着順:3着
前半後半3F:35.6-37.0
ラスト4F:12.1-12.5-12.1-12.4

評価
コーナリング⤴
ハイペース適性⤴

重馬場の中で前半は結構しっかり流れたレース。当馬はラスト3F目のコーナーで息が入って緩んだ所でポジションを押し上げて先頭で直線に突入。ラスト2F地点も馬場とペースを考えればそこそこの脚を使ったもののラストは後方馬に屈した。重馬場適性によるものの可能性も否めないが、速いペースで一脚使えた事は最低限評価しておきたい。


 

エリザベス女王杯
着順:1着
前半後半3F:36.5-34.4
ラスト4F:12.2-11.6-11.2-11.6

評価
コーナリング⤴⤴

インを綺麗に立ち回りロスのない完璧な立ち回りで直線へ。ラスト1F地点段階で2馬身程度差があったクロコスミアを差しきっているのでおよそだが当馬のラスト3Fは11.6-11.3-11.2くらいだと思う。中盤もかなり緩んだレースで各馬脚はしっかり溜めた中で仕掛け所も遅れてそれを前目で運べたのだから理想の競馬をできた上での勝利だったのは間違いない。

まとめ


良馬場ではスローペースでしか結果を出していないが現状スローペース専用機だとは考えない。当馬の好走条件は瞬間的な加速で先頭に立ってしまうか、レース自体の仕掛け所が遅くなって射程圏に前の馬がいるかのどちらか。秋華賞では流れた中で一脚を使って3着確保したがコーナーで息が入って楽にポジションを押し上げられたのが最大の好走要因で展開が向いたと言えるだろう。コーナリング性能が高く持続性能の低くとも立ち回りの上手さで誤魔化せるタイプ。


D:現時点での当馬扱い予定
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アルアイン

シンザン記念2017
着順:6着
前半後半3F:34.5-38.1
ラスト4F:12.4-12.8-12.7-12.6

評価

重馬場でその他レースを見ても全く時計が出ないタフな馬場だった。エンジンの掛かり所で前が完全に壁になったし、前が崩れたレースで時計が掛かった方がいいタイプというだけで来られる条件だったので評価は下げる必要はなく度外視扱いで。


毎日杯2017
着順:1着
前半後半3F:35.2-34.4
ラスト4F:12.0-11.1-11.3-12.0

評価
持続⤴⤴
加速⤴
最高速⤴

ラスト3F地点最速のレース。ここの加速部で一気に先頭を捉えてそこからはもう1F11.3と早い脚を使って最後は流石にラスト3F地点最速と少し早くレースが動いた事と坂の分で12.0で詰め寄られたがペースを加味しても持続性能は充分見せたし、最高速性能と加速性能もそこそこのものを見せた。


皐月賞2017
着順:1着
前半後半3F:35.1-34.5
ラスト4F:11.9-11.4-11.4-11.7

評価
持続⤴⤴
コーナリング⤵

ラスト4F11秒台を刻んだ中で最後1Fまで脚を使いペルシアンナイトを差したのは持続性能で勝ったからだろう。コーナーで他馬比較で結構置いていかれた点は不安。上がり最速馬33.9に対して前目にいた馬も34秒台前半な事から後方馬にチャンスはなかったが持続性能は見せたレース。


ダービー2017
着順:5着
前半後半3F:37.1-33.8
ラスト4F:12.7-11.5-10.9-11.4

評価
最高速⤵

瞬発力戦になって仕掛け所が遅くなると不安と思っていたら、まさにそのパターンになった。ドスローになって直線では中団のかなり外目になり、最後まで脚を伸ばしたが瞬発力に長けた馬にやられた。ここは特殊な展開であり向かない中で僅差の5着には来れているので評価を落とす事もないか。


セントライト記念2017
着順:2着
前半後半3F:35.8-34.0
ラスト4F:12.0-11.7-11.3-11.0

評価
最高速⤵
持続⤴

序盤3Fタイムこそ平均とさほど差のない平均的なラップ。しかし4,5,6Fが13.1-12.9-12.8と向こう正面の下りも含めてかなり緩んだ展開。そして当馬は戦前の不安通りスローで仕掛け所が遅くなり瞬発力戦で差しきりを許してしまった。次走菊花賞を見据えての競馬でもあるので、途中で動き出せばとは言い難いがこのレース単体で見ればもう少し早めにレースを動かしにかかって欲しかった。ミッキースワロー比較では叩き台だった事も含めて考えれば力負けとは思わない。

まとめ

当馬の特徴がコーナリング性能の低さ。まだ半信半疑の域は出ないが皐月賞はコーナーでラチ沿いで加速しようとしたが他馬比較でかなり置いていかれてしまった。たぶんコーナーで膨らまずに加速していくのが苦しいタイプ。今回この点はコース的にも頭数的にも大きくは問われないし数字だけだと苦手としているが、それぞれ敗因はあるので条件は悪くない。

とにかく瞬発力戦になると分が悪いのでラスト4Fの下り坂からしっかり動いていきたい馬なのは間違いなく鞍上には早めに仕掛けていく意識を持ってほしい。流れさえ作れればレイデオロ比較でもそれ程見劣らないはず。


B:現時点での当馬扱い予定
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クロコスミア

福島牝馬S2017
着順:7着
前半後半3F:34.9-36.1
ラスト4F:11.8-11.8-12.1-12.2

評価

ウエスタンレベッカが離して逃げたレース。デンコウアンジュが早めに動き出してそれにつられて先頭に躍り出た。当馬は過去のレースから判断するに脚を溜めて直線で加速性能で突き放したいので、この早めの動き出しは展開として全く向かないパターン。結局直線では持ち前の加速も見せられずジリ貧で差されての7着。むしろここは合わないハイペースで7着まで残した事を評価してもいい。


WJAJ2017
着順:1着
前半後半3F:35.9-36.2
ラスト4F:11.9-12.0-12.1-12.1

評価
平均ペース適性⤴

平均ペースで終始淡々とした流れで逃げて押し切り勝ち。このレベルで突つかれなければこのくらいはやれるのか、それとも新しい面を見せてきたかは次走以降で判断したいが、もしかするとこれが血統に関してかなり疎い私でも聞いた事があるステイゴールド牝馬産駒特有の調子良い時は止まらないという事なのでしょうか。とにかく平均ペースでの押し切りはこれまでにない勝ち方なので評価。


府中牝馬S2017
着順:1着
前半後半3F:36.8-33.7
ラスト4F:12.5-11.2-11.0-11.5

評価
最高速⤴
加速⤴⤴

前半から中盤が終始緩んだペースで超スローペース。他馬と比べて使ってきた優位はあったにしろこのペースで逃げさせてもらえれば理想の展開で重賞でも充分やれる所を見せた。直線向いて加速してその後も大きく落とさずに11秒台前半を刻んで逃げ切り勝ち。持続性能は前走で新たな面を見せたしここでもかなり緩んでいたにしてももう少しは甘くなる馬だと思っていたので多少は成長あっただろう。


エリザベス女王杯2017
着順:2着
前半後半3F:36.5-34.4
ラスト4F:12.2-11.6-11.2-11.6

評価
加速⤴

個人的には1000m通過タイムを見た瞬間に勝つと思ったレースでした。しっかりとしたスローペースで2番手を確保してレースを進めて直線へ。本格的な追い出しもラスト2F手前まで待てたしそこから持ち味のスローペースからの加速抜け出しを決めました。そこからラストまで大きく落とさなかったもののモズカッチャンも完璧に進めたレースで差しきりを許した。仕掛け所が遅れてしまうとモズカッチャン比較ではやや厳しかったか。

まとめ

スローならばこの牡馬相手でも期待できる馬だと思う。武器は瞬間的な早い脚。加速性能に特化したタイプで最高速性能も高いのでスローになればなるほどいいだろう。理想は仕掛けは直線まで突かれずに待っての遅仕掛けだが、序盤が早くなると一気にダメになる可能性が高い展開依存が大きい馬なので割り切りの馬。

しかし近走は3走前淡々とした流れでの押し切りと新しい面を見せており、2走前もかなりスローペースではあったとはいえラスト3F全て11秒台前半を刻んでラストも落とさずで少しは成長あったと見て良さそう。ペースを落として仕掛け所が遅れる理想の展開は同時にモズカッチャンの理想の展開でもあり、それで前走僅差ながら敗れているので近走見えた持続性能の向上を活かしてちょい早めの仕掛けの方がモズカッチャン比較ではおもしろいかも。

何にせよある程度人気してくるならば、アルアイン辺りが動いてくる可能性もあるし、クリンチャーが淡々と流す可能性もあるので理想の展開でどこまでやれるか?よりもそうならなかった時に近走見せる成長分でどこまでやれるか?という考え方の方がいいと思います。


C:現時点での当馬扱い予定
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