【東京新聞杯2018】出走有力馬分析①

【東京新聞杯2018】出走有力馬分析①

記事中で出てくる用語解説
持続性能:速い脚を使える距離
加速性能:優~悪で評価。最高速に到達するまでの時間
最高速性能:自身の出せる最高速度
ペース依存度:低いほど優秀。ラストの脚に道中のペースがどれだけ影響するか
スピード:道中のペースの速さにどれだけ対応できるか

■目次(各馬まとめへ)
1. ダイワキャグニー
2. ダノンプラチナ

東京新聞杯予想オッズ

ダイワキャグニー

中山金杯2018
着順:5着
前半後半3F:36.5-35.3
ラスト4F:11.7-11.5-11.6-12.2

①ラスト5F地点から11秒台

評価
①持続⤴

ここはポジション奪えず中団からの競馬。ラスト5F地点付近からマイネルミラノがいつも通り一気の先頭まで捲ってペースアップ。逆に最高速が問われない展開になった分でウインブライト、セダブリランテスの2頭が残った。この展開は本来得意の競馬ではあるがこれら先行馬2頭を差しきる程の瞬発力は当馬の持ち味ではなく流石に届かず。その中でも最後脚を伸ばせたのはペースに依存せずラストの脚を使える強みと中団くらいの位置取りからならばある程度速い脚を使える柔軟力からだろう。


キャピタルS2017
着順:1着
前半後半3F:35.2-34.2
ラスト4F:11.5-11.3-11.4-11.5

①1F目以外全て11秒台で緩む所のないラップ
②ラスト3F地点最速レース

評価
①平均ペース適性⤴⤴⤴ スピード⤴⤴
②持続⤴⤴

終始11秒台の淡々としたペースで緩むところがなかったラップ構成。最速地点はラスト3F地点で持続性能も問われたし何よりも求められたのは、息を入れるポイントが明確になかった中で脚を引き出せるかどうか。このレースを直線へは内の4番手くらいで迎えてラスト2F地点で先頭に並びかけてラスト1Fもラップの通り大きく落とす事無く押し切った。こういう淀みのないラップならG3でも上位に来れるマイネルハニーを完全に競り落としているので評価はできる内容。


毎日王冠2017
着順:4着
前半後半3F:35.6-33.5
ラスト4F:12.1-11.1-10.7-11.7

①前後半2秒以上のスローペースで先行勢最先着
②ラスト4F内で0.6秒以上の加速があるレース
③ラスト4F内に11.4秒以内があるレースで先行勢最先着

評価
①スローペース適性⤴
②加速⤴
③最高速⤴

このレースはスローペースで完全な直線のみの瞬発力戦。ラスト4F12.1-11.1-10.7-11.7だったがラスト2F地点の10秒台の所で捕まってしまった。リアルスティールなんかはこの展開がベストな馬なのでそれと比べると流石に見劣ったが逆に言えば一線級のG1馬に相手の展開でここまで踏ん張れたのは能力の証ではないかと考える事もできる。


 

プリンシパルS2017
着順:1着
前半後半3F:35.4-36.1
ラスト4F:11.5-11.2-12.5-12.4

①ラスト3F地点最速のレースラップ
②ラスト3Fから2-1Fにかけて1秒以上落としたレースラップ
③2-8F目が11秒台で中盤緩むところないタフな流れ

評価
①持続⤴⤴
②③ハイペース適性⤴⤴⤴ スピード⤴⤴

中盤全く緩まずにラスト4F11.5-11.2-12.5-12.4と急激に減速する様なレースラップ。これを先頭とは少し離れた4番手辺りからラスト2F地点の他の先行馬が完全に力尽きた所から一脚を繰り出して先頭にたちそのまま押し切り。このハイペースから一脚繰り出せた事は大きく評価できる。これで一脚出せるなら並大抵のハイペースはものともせずペースが上がれば上がる程相対的にパフォーマンスを向上させるのではないか?という風に考えられる。

まとめ

ペースに依存せずに鋭い脚を繰り出せるので相対的に見て平均~ハイペースの方が向く馬。だが毎日王冠ではスローペースからの瞬発力勝負になって流石にリアルスティールなどその展開でG1級の馬にこそ屈したが4着まで食い下がっており、これは高い能力があってこそ為せるものだと思う。

この馬のポテンシャルはかなり評価していて、展開一つでG1級の馬相手でも勝負可能だと思っています。ただ弥生賞ではスローペースからで呆気なく敗戦しています。そこから東京ではハイパフォーマンスで毎日王冠では前述通り瞬発力勝負でG1級相手に食い下がりました。これが左回り限定の馬なのか成長によって好走レンジを広げたのかは今後見極めが必要です。しかし今回は東京替わりなのでこの点の不安要素は前走と違いないのでシンプルにプラス。

瞬発力勝負に偏り過ぎると取りこぼす可能性はあるが自ら展開を作れる脚質ではあるし毎日王冠のパフォーマンスからも今回のメンバーならそれでも上位。今回は人気でも元々評価高かった馬で条件も現状考えられるベストとなると個人的には評価下げる要素見つからず。


 

ダノンプラチナ

ニューイヤーS2018
着順:1着
前半後半3F:35.8-35.2
ラスト4F:11.8-11.8-11.5-11.9

①終始11秒台のタフな流れ
②直線後方から脚を鈍らず差しきり

評価
①平均ペース適性⤴
②持続⤴⤴ 最高速⤴

終始淡々とした流れで息を入れるポイントはなく、その流れをやや出負けから中団で直線までは流れなりに進めた。ラスト1Fの他馬が止まった中で差しきり勝利。ラップと上がり3Fタイムと映像から見ればおおよそ当馬の踏んだラップは11.8-11.4-11.4くらいでラストまで脚を鈍らせなかったと考えられるので持続性能の高さは見せた。ただメンバーレベルが高かったとは言い難いメンバーか。


キャピタルS2017
着順:8着
前半後半3F:35.2-34.2
ラスト4F:11.5-11.3-11.4-11.5

①1F目以外全て11秒台で緩む所のないラップ
②ラスト3F地点最速レース

評価
①平均ペース適性⤵⤵
②持続⤵

ここはニューイヤーSよりもややペースも早く東京の分ラストの脚も求められた。これをニューイヤーSよりも前目で進めてラストは見せ場なく敗戦。単純にこの2走からだけ考えると、淡々としたペースを前目で進めると厳しいのかな?という風に考えられる。


富士S2016
着順:3着
前半後半3F:36.3-34.2
ラスト4F:11.7-11.2-11.2-11.8

①前後半3F2秒以上のスローペース
②ラスト4F内11.2秒が最速で2F連続

評価
①スローペース適性⤴
②持続⤴

スローペースをやや外目に進路を取って3着。直線の11.2秒地点では離される事も差を詰める事もなくといった感じ。そしてラスト1Fでも減速幅が小さかった分でマイネルアウラートは差して3着。ここでは一定の持続性能は見せたものの前目からの瞬発力は直線競馬では厳しい所を見せた。

まとめ

中団からなら先行勢が崩れるペースで何とか着確保という感じだろうか。ただ先行するにしてもペースが淡々としすぎるとラストの脚に影響が出てしまいキャピタルSの敗戦パターンがあるし、スローペースを前目で運んでちょい差しのイメージしか私は思いつかず好走レンジは広くない様に思います。後方で脚を溜めてという競馬ならどうにかなるかもしれませんがそのパターンを狙うにしては人気気味で。

スローペース想定の際の紐までかなあという評価に落ち着きそうな1頭。